ヘッジファンド

機関投資家や富裕層から注目が高まるヘッジファンドとは?特徴や運用方針、手数料を含めて投資家目線でわかりやすく解説する!

近年、機関投資家や富裕層から注目を集めている投資先としてヘッジファンドがあります。ヘッジファンドの運用残高は既に300兆円を超える水準になっています。

ヘッジファンドの運用残高推移

ヘッジファンドは代表的なオルタナティブ資産として考えられています。オルタナティブ資産は株や債券といった代表的な資産と異なる動きをする資産です。

ポートフォリオの安定性を高めるために重宝されており、機関投資家にも積極的に取り入れられています。

→ エンダウメントの投資戦略を参考に長期的に資産を形成しよう!オルタナティブ投資を活用し資産分散を行うメリットについてお伝えする。

ヘッジファンドはどのような特徴がある?

それではヘッジファンドとはどのようなファンドなのか見ていきたいと思います。

ヘッジファンドと投資信託の違いとは?

ヘッジファンドとよく比較されるものに投資信託があります。投資信託は公募型のファンドの代表格で、ヘッジファンドは私募型のファンドの代表格です。

ファンドの大分類

投資信託はあらかじめ投資対象が決まっており、どのような投資対象でどのような手法で運用するかは投資する時点で決まっています。

一方、ヘッジファンドは運用手法は決まっていますがファンドマネージャーの手腕によって常に収益が狙えるよう自由度が高く設定されています。

そもそもヘッジファンドは如何なる市場環境でも収益を獲得することを命題とされているので、投資対象が堅調な時しかリターンが狙えない投資信託とは性質がことなります。

ヘッジファンドは如何なる環境でも収益獲得を狙う絶対収益型としての特徴を備えており、以下のように株式市場が軟調な局面でもリターンをだしたり下落幅を抑えて安定的にリターンを積み重ねています。

ヘッジファンドとS&P500指数と世界株式指数のチャート

その他、細かい相違点については以下で網羅的に解説していますので参考にしていただければと思います。

ヘッジファンドとPEファンドやハゲタカファンドの違いとは?

ヘッジファンドと同じオルタナティブ投資の先としてPEファンドがあります。

PEファンドは上場していない未公開の企業に投資をして、経営改善を行い売却又は上場を実施させて利益を得る形式のファンドです。

ヘッジファンドは勿論未公開株に投資することもありますが、投資先は上場株、債券、商品、仮想通貨と多岐に渡ります。

また、どちらかというと経営に物申すヘッジファンドはすくなく投資に重点を置いているファンドが多くなっています。(勿論、ヘッジファンドの中には「物言う株主」もいます)

また、混同されがちなハゲタカファンドとの違いもお伝えしたいと思います。ハゲタカは死んだ動物を食い物にする猛禽類です。

ハゲタカファンドは経営難に陥り株価が低迷している企業を買い漁って経営改革を行い復活させて株価が上昇した時に売却します。

投資対象は未公開株の場合もあれば、上場企業でもあるのでヘッジファンドとPEファンドのどちらもハゲタカファンドにはなり得ます。以下で詳しく纏めていますので参考にしていただければと思います。

→ 日本でも有名になったハゲタカファンドとは?バイアウトファンドのその手口とは。

ヘッジファンドとよく似たファンドラップとは?

最近はファンドラップという口座がしきりに証券会社で営業されています。

ファンドラップは証券会社が個人投資家のニーズに合わせてアレンジしたポートフォリオを組成するオーダーメイド型のサービスです。庶民版のプライベートバンクというところですね。

資産をお任せできるという点は同じですが、サービスの質は悪く評判は芳しくありません。まだインデックス型の投資信託に投資をしていた方がよいです。

以下でファンドラップの詳しい内容と、具体的な商品についても取りまとめています。

ヘッジファンドならではの特徴!手数料と解約ルールとは?

ヘッジファンドのその他の特徴として手数料と解約ルールがあります。

通常の投資信託は預け入れ資産の中から一定資産が手数料として徴収される信託報酬型の手数料体系を取っています。一方、ヘッジファンドは得られたリターンの中から報酬を受け取る成功報酬型の手数料形態となっています。

大きな手数料を得るためには高いリターンをだす必要があるため、ヘッジファンドマネージャーは真剣に相場に向き合い収益獲得の機会を狙っているのです。

そして一般的にヘッジファンドを解約する際には45日ルールというものがあります。これは解約する45日前までに解約を申し出なければいけないというものです。

なぜ、そのようなルールが設けられているのかという点を含め以下でお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

ヘッジファンド投資のリスクとは?

ヘッジファンド投資にもリスクはあります。

特にポンジスキームと言われる、実際には運用していないけども投資家から集めた資金を既存投資家に分配するという詐欺ファンドも存在しています。

ポンジスキームとは?

詐欺でなかったとしても、

  • 過大なレバレッジをかけている
  • ファンドマネージャーが金融のスペシャリストではない
  • 毎年の成績が安定していない

等、考えるべきリスクは存在しています。しっかりと良いヘッジファンドを見分ける必要があるのです。

→ ヘッジファンド投資のリスクとは?怪しいファンドを選んで失敗しないために気をつけるべきことをわかりやすく解説する!

日本人が投資できるヘッジファンドとは?

一般的にヘッジファンドは海外の富裕層や機関投資家に提供されています。しかし、近年、日本人でも投資できるヘッジファンドが現れてきています。

https://toshin-sc.com/fundreco/

上記で紹介していますが、概要を紹介していきたいと思います。

下落耐性が強く堅実なリターンを積み上げるBMキャピタル

BMキャピタルは日本のヘッジファンドのさきがけとして2012年から運用を開始しています。筆者のポートフォリオの核をなしているヘッジファンドです。

事業経験のある東大卒ファンドマネージャーが本格的なバリュー株投資を実践して運用開始以降一度も下落することなく年率10%以上のリターンを積み上げています。

詳しい運用方法や投資するための閾値を含めて以下で詳しく纏めていますので参考にしていただければと思います。

【BM CAPITAL】BMキャピタルを長期投資家の目線で解剖!コロナショックも無傷に乗り切る安定性抜群のヘッジファンドの実態に迫る

運用成績が芳しくないファンドを販売するヘッジファンド証券

ヘッジファンド証券はヘッジファンドを販売する仲介会社です。

仲介したファンドが成績不振で償還となったり、現在運用しているファンドの成績も芳しくなくあまり期待はできそうにありません。以下で詳しく纏めています。

→ ヘッジファンド証券とは?投資する価値があるのかを評判を含めて徹底解説!

ヘッジファンド型の運用を行う投資信託

また、投資信託の中にもヘッジファンド型の運用を志してヘッジファンドに投資をしている投資信託があります。

ファンドオブザイヤーに選ばれたダブルブレインが代表例ですが、確かに収益は安定しているのですが低いリターンに終始してしまっています。

守りに重点が置かれすぎており、攻めの姿勢が足りないと評さざるをえないでしょう。

→ オルタナティブ型の運用方針が評判の投資信託「ダブル・ブレイン」への投資は魅力的なのかを徹底評価!