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農林中金<パートナーズ>長期厳選投資「おおぶね」を徹底評価!評判の投資信託について口コミを含めてブログを更新する。

農林中金<パートナーズ>長期厳選投資「おおぶね」は農林中金が大々的に肝煎りで売りだしている投資信託です。

そもそもなぜ農林中金が投資信託を運用しているのか不思議に思った方も多いのではないと思います。

意外なことではありますが、農林中金は日本の超巨大ヘッジファンドとしても投資業界では名を馳せています。農林中金は60兆円以上の資産を株や債券等で運用しているのです。

農林中金の運用資産残高

資産運用業界でも農林中金は動向が注目される機関投資家としてスポットライトが当てられています。

そんな農林中金の子会社である農林中金全共連アセットマネジメント株式会社が運用する「おおぶね」とはどのような投資信託なのでしょうか?

本日は「おおぶね」について特徴や運用実績を中心にお伝えしていきたいと思います。

農林中金<パートナーズ>長期厳選投資「おおぶね」の特徴とは?

ではまず「おおぶね」の特徴について見ていきたいと思います。

米国株に投資をするアクティブ型の投資信託

「おおぶね」が投資対象としているのは米国株です。

米国株は日本より長い歴史があり、幾度となく暴落を経験しながらも長期的にみると一貫して上昇している魅力的な株式市場です。

実際以下のとおり代表的な米国の株価指数であるS&P500指数は150年間で大きく上昇しています。

SP500の超長期チャート

「おおぶね」は米国株の中から銘柄を厳選して市場平均より高いリターンを狙おうとするアクティブ型の投資信託です。

→ パッシブ運用型(=インデックス型)とアクティブ運用型投資信託はどちらがおすすめ?成績や手数料を含めてわかりやすく比較する!

そのため、成績もS&P500指数に対してアウトパフォームしているかという点が重要になってきます。

 

農林中金バリューインベストメンツ株式会社から助言をうけている

運用は農林中金全共連アセットマネジメント株式会社となっています。ただ、助言は農林中金バリューインベストメンツ株式会社(NVIC)から受けていると目論見書には記載されています。

NVICについて説明は以下となります。

 

  • 国内外の株式にかかる投資助言業務を行っております。 運用メンバーは、日本において2007年から株式長期厳選投資を開始した当投資分野におけるフロントランナーの1社です。
  • 現在では、これまでに培った株式長期厳選投資ノウハウを最大限活用し、日系投資助言会社ながら米国現地企業への訪問を地道に繰り返しながら(年6回程度の米国現地訪問)、投資先候補企業を厳選することで、米国企業を対象とした株式長期厳選投資にかかる投資助言を行って います。

参照:「おおぶね」の目論見書

 

日本からではなく、しっかり現地企業に訪問している点は非常に評価できますね。

投資対象となる銘柄を選ぶ条件

「おおぶね」が選定する銘柄は以下の3つの要素を満たすものとしています。

  • 高付加価値産業に存在しており
  • 他社に比べて圧倒的な競争優位性をゆうしており
  • 時流に乗っている構造的に強靭な企業

上記をみると、今時流にのっているハイテク産業へ投資しているのかと推察できますね。では実際の投資銘柄はどうなっているのでしょうか?

構成上位銘柄についてみていきたいと思います。

組入上位10銘柄とは?選定銘柄は約30銘柄と少なく厳選されている

「おおぶね」は27銘柄に集中投資しています。「ひふみ投信」が260銘柄に分散していることを考えると「おおぶね」は比較的集中投資をしていることが読み取れます。

 

銘柄 構成比率 業種
THE WALT DISNEY 7.9% コミュニケーションサービス
VISA 6.5% 情報技術
BECTON 6.5% ヘルスケア
TEXAS INSTRUMENT 6.4% 情報技術
NIKE 4.6% 一般消費財
CHURCH&DWIGHT 4.5% 生活必需品
SHERWIN-WILLIAMS 4.4% 素材
COLGATE 4.4% 生活必需品
MCCORWICK 4.4% 生活必需品
COSTCO 4.4% 生活必需品
10銘柄合計 54.0%

 

上位10銘柄で50%を超えているのは凄いですね。セクター別でみると以下の比率となっています。

業種 ファンド
資本財・サービス 23.3%
生活必需品 22.0%
情報技術 18.3%
ヘルスケア 15.5%
素材 8.4%
コミュニケーションサービス 7.9%
一般消費財・サービス 4.6%

 

資本財やサービスは23.3%と最大比率になっていますが、残念ながら時流に乗っている業界ではありません。情報技術やヘルスケアの比率が低いのは運用方針との乖離を感じますね。

購入手数料は高いが信託手数料は比較的低い

「おおぶね」は購入手数料は税込2.2%となっていますが、信託手数料は税込で年率0.99%となっています。

助言会社を使い関係者が多いことを考えると比較的低い手数料水準ですね。

「おおぶね」の運用成績とは?

では肝心の運用成績はどうなっているでしょうか?

純資産は増えるものの運用成績はイマイチ

以下は「おおぶね」が運用開始となった2017年7月からの運用成績です。純資産は増加していく反面、基準価格の上昇幅は低くなっています。

おおぶねの株価の推移

つまり、営業に力をいれており投資家から資金を集めているが、残念ながら運用結果はイマイチですね。

よくグーグルの検索をしていると「おおぶね」の広告が目に入ります。

 

おおぶねの広告

積極的に投資家にアピールして資金を集めていることが伺えます。実際に広告をみると以下のような説明があります。

  • 上記ファンドの累積リターンはコンポジットの実績値(信託報酬控除前、米ドルベース、税引き前)。
  • コンポジットは農林中金バリューインベストメンツ株式会社が助言する長期厳選投資の運用戦略を持つ複数のファンドを加重平均してまとめたデータです。よって、おおぶねファンドの運用実績ではありません。

参照:おおぶね

 

ちょっと広告の内容としてはミスリーディングですね。ただ実際に基準価格は1.5倍になっています。では、この3年で1.5倍という成績はどう捉えればよいのでしょうか?

アクティブ型の投資信託なので、同じく米国のインデックスであるS&P500指数やナスダック指数、ダウ平均株価と比較していきたいと思います。

→ パッシブ運用型(=インデックス型)とアクティブ運用型投資信託はどちらがおすすめ?成績や手数料を含めてわかりやすく比較する!

S&P500指数と同様の成績

以下は米国の株価指数と「おおぶね」との成績の比較です。ハイテク株中心のナスダックが圧倒的な成績となっています。

青:おおぶね
黄:S&P500
赤:ダウ平均
緑:ナスダック総合指数

おおぶねと米国株指数の比較

「おおぶね」は最も一般的な米国株全体の調子を表す指数であるS&P500指数とほぼ同等の成績となっています。値動きまで含めて酷似していますね。

「おおぶね」の成績が堅調なのではなく投資している市場である米国株市場がこの間堅調であっただけに過ぎないのです。

むしろ、アクティブ型の投資信託としては手数料を加味すると決して良い成績とはいえません。今後、高くなっている米国株の調整が発生した際には「おおぶね」も同様に大幅調整となる可能性があります。

まとめ

今回のポイントをまとめると以下となります。

  • 農林中金は日本では有数の機関投資家
  • おおぶねは米国株に投資するアクティブ型の投資信託
  • 購入手数料は高いが海外株のわりに手数料は低い水準
  • 30銘柄に厳選するもハイテクの組み入れ比率は高くない
  • 成績はS&P500指数と同様でアクティブリターンを稼ぎ出せてはいない

    以下で暴落を免れながら安全に資産を形成するのに適したファンドについてまとめていますので参考にしていただければと思います。

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    長期的に資産を形成していくためのファンドを選ぶ際に重視するポイントは以下となります。

     

    • 安定したリターンを積み上げているか?
    • 暴落時にしっかり資産を守れるか?

     

    いくら良いリターンを出していても、暴落時に40%下落してしまっては通常の精神状態を保てませんし投資自体から撤退してしまう可能性すらあります。

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